【社員インタビュー】QAエンジニア/ 理想の教育をITで実現する 李茜

 
DSC_0115.JPG
 

日本留学、IT×教育の興味からジョイズへ

大学の専攻と日本留学

 Sissiといいます。Sissiというのはニックネームで、本名は李茜(リ セン)といいます。中国の南京で生まれました。高校のときに短期留学でアメリカに行き、中国の外の世界を初めて見て、将来どこかに留学したいという気持ちが芽生えました。大学の専攻を選ぶときに、父から他の外国語を勉強すれば将来仕事が見つけやすいというアドバイスをもらいました。言語学習は好きだったのですが、英語はちょっと長い間やりすぎていたので新しい言語を学びたいと思いました。もともと日本のアニメやドラマに親しんでいたというのもあり、大学では日本語と日本文化を専攻しました。

 大学卒業後は通訳・翻訳系の仕事に就きたいと考えていました。それか日本語の教師ですね。卒業後に日本への留学が決まっていたので、最終的に中国の大学に戻って日本語の教師になりたいと思っていました。来日して、語学学校で1年、早稲田大の日本語教育研究科の科目履修生として1年学びました。私は教育に関する研究をしたかったので、さらに2年間、静岡大学の日本語教育の修士課程で学びました。私の修論のテーマは反転授業です。反転授業とは、ITツールを使って、事前に基本知識を学習者が自ら勉強して、教室では実践力を身につける内容を中心に行う授業の形です。私は近隣の中学校を定期的に訪問し、日本語が不得意な外国人の生徒に対して授業のフォローをしたり、日本語を教えるボランティア活動をしていました。その外国人の生徒に対して、事前にITツールで日本語の単語や文法を勉強させて、日本語の授業は、会話練習を中心に行っていました。静岡は人がとても優しかったです。実家は都会だったので田舎に住むのは初めてでした。学校に行くたびに自転車で畑を抜けていくのは、とても気持ちがよかったです。


ITが教育を変えるという視点

 就職において自分の鍵になったのは、ITと教育でした。学校教育におけるいわゆる伝統的な授業というのは、先生が教えたことを学生がメモをして覚えるというスタイルですよね。将来の教育はそうではなく、学生は自分で勉強したいと思い、自分で学んで、わからないことを授業で聞くという形式になるべきだと思います。ITは、学生が自分で勉強するときの助けになりうるのではないかと思っていました。

 ただ、最初は教育に関係のないIT企業に勤めました。大手企業を顧客に、人事給与、サプライチェーン、会計ソフトウェアといったものを全部パッケージとして導入するソフトウェアを扱っていました。その会社に入った理由は、AI技術で日本企業の生産効率を一気に上げるというミッションに惹かれたからです。私は開発部門に配属され、製品の品質テストもやりましたが、AIはまだまだ実務に応用できる段階ではないなと感じました。その後、転職活動をする中でエージェントに、ITと教育が重なったジョイズを薦められました。AIも扱っていて、ITと教育という自分の興味にぴったりの会社だったので転職しました。



QAエンジニアの仕事内容

バグの発見と解決だけではない

 QAエンジニアの仕事は、アプリケーションを実際に動かし、その不具合や動きを確かめることなのですが、具体的には2つに分かれます。1つ目が、テストケースの設計です。テストケースとは、アプリケーションに期待される動作をチェックする際に、何をどのような条件で確認すべきかを洗い出してまとめたものです。プロダクトマネージャーはユーザーのニーズを満たす機能の要件を決定します。私はその要件を踏まえて、デザイナーとエンジニアと話し合いながら、デザインからリリースまで、テストケースを逐次チェックし、テストケースを作成します。作成途中で、設計に問題があるところを発見したら、その都度プロダクトマネージャーやデザイナーと確認して直してもらいます。

 2つ目がテストの実行です。テストにはいくつかのタイプがあって、UI(=実際に表示されるアプリケーションの画面のデザイン)テスト、ビジネスロジック(=アプリケーションの裏側のシステム)テスト、シナリオテストなどがあります。シナリオテストというのは、たとえば先生が使うとき、アプリの管理者として使うであろう機能は何かを想像し、ログインから、新しい生徒のアカウントを作り、生徒にリンクを送り、生徒が最後にログインしたことがチェックできるまでの流れをストーリーにしてアプリの動きをテストするということです。作成したテストケースを基にテストを実行し、バグがあればその都度直していきます。こうする理由は、製品が出来上がったあとにバグが見つかった場合、かなり遡らないと原因が見つからず、直すのが本当に大変だからです。できるだけ早く、設計段階でバグを見つけられれば、コストが大幅に下がります。


完璧主義とスピードのバランス

 バグを見つけて、エンジニアたちとコミュニケーションを取ってその問題を解決するところに自分の価値はあります。1個1個の細かい問題を解決することで、最終的に製品の品質をアップすることが出来ますよね。それでも、バグは完璧主義を以てしても、絶対に消えることはありません。だから、どのようなバグを許していいのか、許してはいけないのか基準を定めなければいけません。その時に考えるのはユーザーのことです。お客様の視点でこれを許せるか許せないか、考えて決めるのはなかなか難しいです。バグを見つけたらエンジニアに、これがお客様にとって支障があることを説明して直してもらうことも私の仕事です。QAは品質を守る最後の砦です。でも私の目的は、バグを探し続けて製品を世の中に出さないということではなく、一定の品質の製品を早く世の中に出すことです。


Sissiさんの1日

 10時ぎりぎりにいつも出勤していますね。(笑)家からオフィスまで1時間半くらいかかるんです。退勤は19時から19時半の間くらいが普通です。朝はデイリーミーティングに参加して、昨日やったこと、今日やることを報告して、デザイナー、エンジニアチームそれぞれの進捗を把握します。午前中は頭がはっきりして効率がいいので、テストケース作成の仕事に充てることが多いですね。午後は実際にテストを動かすことが多いです。営業メンバーからユーザーの声や問題の報告があれば、エンジニアチームに伝えます。緊急性の高い問題は優先度を上げて解決してもらいます。リモートは週に1回ですね。発音チェックの機能をテストしたいときには、音が出てしまうので他の人の迷惑にならないように家でやります(笑)。

 
DSC_0134.JPG
 

仕事観とメンバーについて

 QAエンジニアにおける私の価値観については先ほど話した通りです。製品の質とリリースの早さのバランスが重要です。そうした価値観はとくにメンバーに話したことはないですが、仕事は基本的に行動で示されるので、自分の考え方は分かってもらっているんじゃないかと思っています。
 チームは個性的で、大好きです。いろいろな国の出身の人たちがいて、ダイバーシティがある。デザイナーは繊細な人たち。癒しでもあります。エンジニアの人たちはみんないい人たちです。何度も掛けあっても問題を直してくれる。粘り強く頑張っている人たちです。よくランチにも行きますね。テックリードは、まじめで頼れる方です。いつも質問をしたらちゃんと答えてくれて、安心感があります。


ジョイズの魅力とは?どんな人と一緒に働きたい?

「TerraTalk」が理想の教育を実現する

 製品である「TerraTalk」が一番の魅力です。私の理想の教育は、「TerraTalk」というツールで実現が可能だと思います。学校の教室で英単語を教えるときに、一語一語先生に続いて発音させていたら時間がもったいない。自分で発音を練習して「TerraTalk」にチェックしてもらえればいい。英語に興味をもった学生たちが、どこでも発音を練習できるのは「TerraTalk」が存在する価値ですね。言語だけではなく、すべての勉強は彼らが本当にやりたいことであってほしいし、将来の自分に価値があると思える勉強はモチベーションを上げます。
 日本の大学の授業では、学生たちは教室に来ることを義務のように感じているように見えました。講義を受けて何も考えずに授業が終わる、それは良くないですよね。学生たちのせいじゃないかもしれない。授業の形が間違っているのかもしれない。もし本当に、家で勉強できないものを授業で教えるなら学生は教室に来るのが楽しくなるんじゃないかと思います。基本知識は全部ツールを使って自分で勉強して、教室に来たら英語で他の学生とコミュニケーションを取るとか、そこでしかできないことがあるとか。理想的な教育だと思います。
 ジョイズはリモートワークが出来るのも魅力です。家で仕事をするのはすごくリラックスできます。通勤の時間を減らして、その分を仕事の時間にあてられるので、会社としても社員としてもいいことだなと思います。

こんな人と働きたい

 教育を変えたい気持ちを持っている人たちですね。理想に向けて頑張れる人と一緒に働きたいです。技術力を持っている人を尊敬しているので、技術で教育を変えたいと思っている人もいいなと思います。情熱がある人がいいですね。QAエンジニアという職種でいえば、まじめで細かいチェックを頑張れる人がいいですね。単純作業に粘り強く取り組めることが重要です。それと、テストを自動でチェックするのか、手でチェックするのか、会社に取って一番価値がある仕事を考えてテストの手段を選択する能力も求められます。

 
DSC_0140.JPG
 

最後に、ジョイズで実現したい夢とは?

 この「TerraTalk」という製品を、もっとユーザーに使ってもらいたいです。本当に英語力が伸ばせる製品を作りたい。今の機能はまだまだシンプルなので、私は機能を増やして、ユーザーがより楽しめる製品にしたいと思っています。将来的にはAI技術でビッグデータを分析して、シナリオじゃなくて自由に会話できる製品になったらいいですね。私はアメリカやイギリスのドラマを見ることが好きなので、台本で勉強するようなことも実現できたら面白いです。
 それから、今はSNSコミュニティが大事ですよね。英語の勉強も、SNSを通じてコミュニケーションを取れるならもっと楽しい。同じ目的で英語を勉強するコネクションを通じて、コメントを交換し合うことで英語学習が出来ればいいと思います。

Keiko Nakagawa